いつも恋愛がうまくいかないと悩んでいませんか?
実は恋愛がうまくいかないと悩むアダルトチルドレンはとても多いんです。
それはなぜなのか。
アダルトチルドレンの多くが「愛情不足」のまま成長しており、自己肯定感が低かったり、人間関係をうまく築くことができないためです。
・人を好きになれない
・好きになってもお付き合いできない
・付き合っても長続きしない
このような自分に悩んでいませんか?
今回は、アダルトチルドレンの恋愛傾向について詳しくみていきましょう。
アダルトチルドレンが陥りやすい恋愛傾向
アダルトチルドレンのタイプによってもさまざまな傾向がありますが、最も陥りやすいのが「恋愛依存症」です。
「恋愛依存症」とは
恋愛依存症とは、恋愛関係に対して執着や依存が強すぎる状態をいいます。
例えばこんな特徴があります。
例えば
・恋人に対して関心を持ちすぎて、「今なにしてるかな?」「ずっと一緒にいたいな」と思いすぎるあまり恋愛が生活の中心になります。他の活動に支障が出ることも…。
・自分の価値を恋愛関係に置きすぎることがあります。「恋人から必要とされているから私には価値がある」「認められなければ価値がない」と考えがちです。
・恋愛をしていない状態でいられません。恋人と別れると次々に新しい相手を探し求めます。
・自分を犠牲にしてまで恋人に尽くしてしまいます。
・恋愛に重きを置きすぎるため、恋人と離れることや関係が不安定なことに強いストレスを感じます。
どうですか?
ご自身に当てはまる特徴はありましたか?
アダルトチルドレンが抱える「見捨てられ不安」
では、どうしてアダルトチルドレンは恋愛依存症になりやすいのでしょうか。
その大きな原因となるのが、「見捨てられ不安」です。
幼少期に親の愛情を十分受けられず大人になったアダルトチルドレン。
・甘えたかった…
・褒められたかった…
・認めてほしかった…
という満たされなかった思いから、孤独を強く感じるようになります。
そして、人間関係や恋愛関係において、見捨てられることや失うことへの強い恐怖や不安を抱えます。
このような状態を「見捨てられ不安」といいます。
つまり「親の愛情不足→見捨てられ不安→恋愛依存症」という構図が成り立ちます。
嫌われたくない・見捨てられたくないという思いから、「恋愛依存症」の行動を起こしてしまうんですね。
【状況別】こんな悩みはなぜ起こる?
では、アダルトチルドレンが陥りやすい代表的な恋愛傾向がわかったところで、状況別に悩みの原因となる傾向をみていきましょう。
〈その1〉そもそも人を好きになれない
これは「恋愛依存症」とは異なる内容ですが、アダルトチルドレンの中にはそもそも人を好きになれないという人もいます。
こんな傾向
・幼少期のトラウマから他人に不信感や不安を強く感じ、「人を好きになること」が難しくなる。
・自己肯定感が低く、自分に価値があると感じられないため「こんな自分のことを好きになってくれる人なんているハズがない…」と恋愛をあきらめてしまう。
・アダルトチルドレンは、過去のトラウマから感情を抑圧しやすい傾向があり、恋愛感情を持つことで傷つくのではないかと怖くなってしまい、自分の感情を無意識に抑えようとする。
「極端に依存する⇔極端に人を拒絶する」といった考え方の振れ幅が大きいのが特徴的です。
〈その2〉好きになっても、付き合えない
次に、好きな人はできたけれどなかなかお付き合いに至らない場合。そこにはどのような考え方のクセがあるでしょう?
こんな傾向
・人を好きにはなったけれど、恋愛に不安を抱き、関係性を進めることに恐れや抵抗感を感じて前に進めない。
・アダルトチルドレンはコミュニケーションを取るのが苦手な人も多く、恋愛関係を発展させていく上での必要なやりとりができずにお付き合いを始められない。
・幼少期に健全な人間関係のモデルケースを見ていないため、恋愛をどのように進めればよいのかわからない。
・自己肯定感の低さから「どうせフラれるに決まっている」「自分と付き合ってくれるわけがない」と思い込み行動にうつせない。また、過度に失敗を怖がってしまう。
このような思考のクセにより、せっかく好きな人ができてもその先の関係に進めない場合があります。
〈その3〉付き合ってもうまくいかない
せっかくお付き合いできたのに、いつも長続きしないと悩んでいませんか?
では、お付き合いに進めたとして、その先はどうでしょう。
最初に述べた恋愛依存症の症状(相手への執着・依存が強すぎる)やコミュニケーションの難しさが出てしまうと、せっかくの関係もすぐに破綻する危険があります。
適切な距離感を保つのが苦手であるため、相手に踏み込み過ぎたり、逆に全く踏み込めずに関係が発展していかない傾向があります。
〈その4〉幸せになれない相手ばかりを選んでしまう
アダルトチルドレンには、そもそも一緒にいて幸せになれない可能性が高い人を好きになってしまう傾向があります。
ここまで状況別に起こる悩みについてみてきましたが、最後にアダルトチルドレンが好きになってしまいがちな人の特徴もあげてみます。
一緒にいても幸せになれない相手を選ぶクセがついていませんか?
同じようなタイプばかり好きになり、同じような結末になっていませんか?
そんな自分の恋愛傾向を知っておくことも大切です。
共依存関係になってしまう相手
アダルトチルドレンは、無意識に共依存的な関係を望んでしまうことがあります。
※共依存とは、お互いが縛り合い、相手がいなければ生きていけないと思うような関係性をさします。
お互いが純粋に相手を必要としている程度ならばよいのですが、次第に関係性に疲れ果てても抜け出せなくなったりします。
浮気性・DV・暴力・モラハラなど
アダルトチルドレンは、自分を大切にしてくれない相手にのめりこんでしまうことがあります。
周囲からやめた方がいいと言われても、
・あの人には自分しかいない
・あの人をわかってあげられるのは私だけ
・あの人がこうなってしまうのは私のせい
といった考えに陥ってしまいます。
なんとか関係を断ってもまた自分から元に戻ってしまったり、次に付き合う人も同じようなタイプだったりすることが多いです。
いわゆる「ダメな人」にハマる
・ものすごく貧乏、借金まみれ
・仕事をしない
・ギャンブル癖がある
・浮気を繰り返す
・酒癖が悪い
こんな風に、「やめときなよ~」とみんなが思うような相手にばかりハマってしまうアダルトチルドレンも多くみられます。
だらしのない親の世話係を担っていたため、無意識にお世話係が必要な相手を選んでしまうのです。
まとめ
自分に当てはまると感じた項目はありましたか?
「なんでいつも良い恋愛ができないんだろう…」
と感じたら、まずは自分にどのような恋愛傾向があるのか、なぜそのような考えや行動をしているかを一度立ち止まって考えてみましょう。
もし自分の考え方にアダルトチルドレンの傾向が強く出ていると感じたら、過去の苦しかった記憶を癒すことが良い恋愛ができるようになる鍵かもしれませんよ。
「もっと楽しく幸せな恋愛がしたい」と悩んでいましたら、
ぜひ一度相談ください。
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